三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンを各2000円ずつ毎月積立てた時の途中結果とその後まで、どちらがより有利になったかも合わせてお知らせします。
積立状況から順々に説明していきますが、長くなるので結論から先に言うと、三菱UFJ国内債券インデックスファンドのほうが若干ですが有利になっています。
ただし、信託報酬が安い国内債券インデックスファンドの登場により、三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンを解約して、より信託報酬が安い国内債券インデックスファンドへ乗り換える予定です。
初めての国内債券インデックスの積み立て状況
第1回目の国内債券インデックスの積み立て状況
追記日 2013/12/13
2013年12月11日に三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンの月額積み立て(12月12日から開始)を申し込んで、12日に口座を確認してみると申し込み中になっているだけでした。13日になって積立数字が表示されました。
三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンともに月額2000円の積立です。参考単価が買ったときの基準単価の価格で、基準単価が現在の国内債券インデックスの価格です。
三菱UFJ国内債券インデックスファンド
参考単価 10341.6円 評価損益0円
SMT国内債券インデックス・オープン
参考単価 11098.78円 評価損益マイナス1円
昨日(12日)より、三菱UFJ国内債券インデックスファンドは2円上がって、SMT国内債券インデックス・オープンは3円上がっているはずなのに、トータルでマイナス1円になっております。いったい、積立はどの時点で買ったんでしょう?
国内債券インデックスの投資にSBI証券を使っていますが、わかったことは、
積立を申し込む ← 申し込み状況の確認が非常にわかりにくい
積立が開始する ← ほとんど何も変わらない
積立が開始した次の日にいろいろデータが表示される
ということで、申し込んでから開始日の翌日までは、表示が非常にわかりにくいですが、それ以降は普通にわかりやすい表示になりました。
投信のSBIポイントって、いつくれるんですか?
投信の保有残高の0.12%をSBIポイントでくれるというお話はどうなったのか確認して見ました。
ポイント付与の計算例(毎月15日に付与されます)
計算式 投資信託の月間平均保有額×ポイント還元率(0.2% or 0.1%)÷365日×ポイント付与対象月の日数 ※端数は切り捨て
計算式に当てはめてみます。12月12日に4000円の積立、月間平均保有額の計算で使う日数が20日として計算してしまいます。
(4000円×20日/31日) × 0.1% / 365日 × 31日 = 0.219ポイント
ビバ!端数切捨て! 0ポイントです。月額の投信残高が変わらないという前提で、いくらになったら端数切りにあわずにSBIポイントがもらえるかを計算してみる
エックス = 1ポイント / 30日 * 365日 / 0.1% = 12,167円
端数の切りにあわずに、SBIポイントをもらえるのは月間の投資信託の保有残高が12,167円になったときという計算になりました。
月額4000円の積立を行っている場合、最短でもらえるのが4ヶ月後の1ポイントです。月額4000円の積立だと、だいたい3ヶ月ごとに毎月もらえるポイントが1ポイント加算されます。先は長いです。。。
10,000ポイント貯めると、12,000円のキャッシュバックを受けることができますが、先はものすごく長いです・・・。
参考:SBI証券の投資信託の投信マイレージで年率最大0.24%もらえるキャッシュバックと落とし穴
第2回目の国内債券インデックスの積み立て状況
追記日 2014/01/29
しばらく見ていなかったのですが、いつの間にやら2回目の積立(各2000円)が完了していました。
三菱UFJ国内債券インデックスファンド
参考金額 4010円 評価額4009円 評価損益マイナス1円
SMT国内債券インデックス・オープン
参考金額 3999円 評価額4009円 評価損益プラス10円
三菱UFJ国内債券インデックスファンドは11円の分配金がありました。分配金は自動的に再投資に設定しているので、参考金額が3999円から4010円に増えました。
毎月4000円の積立で2ヶ月たって18円の利益、年利で計算してみると、4000円が2ヶ月で12円の利益だから、単純に6倍して年換算72円、それを4000円で割ると、0.018。つまり、積立開始から現在までのところ、年利換算で1.8%の利息になっています。
2014年1月29日現在の長期金利が0.640%。1ヶ月前の長期金利が0.70%付近をうろうろ。
年利換算で1.8%は聞こえはいいですが、長期金利が下落したため利回りが少し良くなったぽいです。長期金利が0.7%台になったら、利益なんかなくなりそうです。もし長期金利が0.5%台になったら長期金利の上昇が怖いので一旦国内債券は売り払おうかなとか思います。
第3回目の国内債券インデックスの積み立て状況
追記日 2014/03/02
積立って楽でいいですね、毎月毎月律儀に4000円の国内債券の積み立て。
三菱UFJ国内債券インデックスファンド
参考金額 6024円 評価損益プラス24円
SMT国内債券インデックス・オープン
参考金額 6024円 評価損益プラス24円
三菱UFJ国内債券インデックスファンドは、11円の分配金込みの損益になっています。各2000円の積立ですが1999円とかになったりします。計算が面倒なので2000円で統一します。
三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンを同じ時期に積立を開始して、3ヶ月たって評価損益は同じ。。数年くらい積立を続ければ、少しは差が付くかなレベルです。
2013年12月末の長期金利は0.70%くらい。2014年1月29日の長期金利は0.640%。そして、2014年3月2日現在の長期金利は0.580%。
長期金利が低下しすぎな気がします。
所詮あがいたところで1万2千円しか持っていないので、とりあえずもうしばらく様子見しています。長期金利が0.55%を切ったら、試しに国内債券を全部売り払おうと思います。
第4回目の国内債券インデックスの積み立て状況
追記日 2014/03/31
国内債券の積立は楽だけど、だんだん詳細を記載するのがアホらしくなってきました・・・。
三菱UFJ国内債券インデックスファンド
参考金額 8014円 評価損益プラス14円
SMT国内債券インデックス・オープン
参考金額 8014円 評価損益プラス14円
先月はプラス48円でしたが、長期金利が上昇してプラス28円に減ってしまいました。2014年3月2日の長期金利は0.580%。2014年3月30日の長期金利は0.625%。この調子で行くと長期金利が0.7%くらいになったら評価損益はマイナスになりそうです。
それにしても退屈。。毎月の積立額の合計が4,000円だと4ヶ月経った現在でも変動しても月に数十円くらい。もし月40,000円積み立てていても変動幅は数百円。。月400万円くらい積み立てて、ようやく数万円の変動がある。。
国内債券って、すごい退屈ですね。。
第5回目の国内債券インデックスの積み立て状況
追記日 2014/05/06
あんまりにも変化がない国内債券の積立なので、更新が遅れてしまいました。
三菱UFJ国内債券インデックスファンド
参考金額 10023円 評価損益プラス23円
SMT国内債券インデックス・オープン
参考金額 10021円 評価損益プラス21円
先月は合計でプラス28円だったのが、今月(4月)は長期金利が少し下がったのでプラス44円になりました。2014年3月2日の長期金利は0.580%。2014年3月30日の長期金利は0.625%。2014年5月6日の長期金利は0.605%。あんまりにもつまらないので、国内債券の積み立て状況は不定期更新にしようかなと思います。
第9回目の国内債券インデックスの積み立て状況と途中結果
第6回目から第8回目まで飛ばして、第9回目の積み立て状況と途中結果の比較をお伝えします。
問:三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンを同時期に同じ金額だけ積み立てていったとき、どちらがより多くの利率(利益)を得られるか?
比較対象
・三菱UFJ国内債券インデックスファンド
・SMT国内債券インデックス・オープン
月額積立各2000円。2013年12月から開始して2014年8月の途中結果(積み立て第9回目)。
①三菱UFJ国内債券インデックスファンドは分配金ありで信託手数料0.378%
②SMT国内債券インデックス・オープンは分配金なしで信託手数料0.3996%
①評価額18140円 評価損益+85円
②評価額18145円 評価損益+146円
①の分配金は18140-17999-85 = 56円
②の分配金は0円
現時点で売却した場合の税引き利益
① 85×0.80 + 56 = 124円
② 146×0.80 + 0 = 117円
現時点において①である三菱UFJ国内債券インデックスファンドのほうが6%ほど利益が大きくなっている。
この利益の差の原因の大半は信託手数料の違いです。三菱UFJ国内債券インデックスファンドの信託手数料はSMT国内債券インデックス・オープンの信託手数料と比べて6%ほど低くなっている。それがそのままダイレクトに利益の違いに結びついています。
ただし三菱UFJ国内債券インデックスファンドは分配金を出しているため、評価額の差(5円)から超長期投資の場合、いつかSMT国内債券インデックス・オープンの利益が上回ることになります。
計算するのは面倒なので省きますが、おそらく逆転するのに50年くらいはかかる気がします。つまり、SMT国内債券インデックス・オープンよりも、三菱UFJ国内債券インデックスファンドのほうがお勧めと言えます。
第33回目の積み立てと最終結果、信託報酬の低い国内債券インデックスファンドへ乗り換え!
三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンの積み立ての最終結果
2016年8月26日時点の結果(第33回目の積み立て結果)
三菱UFJ国内債券インデックスファンド
積立額66,000円 分配金858円 評価額69,395円 ←税引後68,887円
SMT国内債券インデックス・オープン
積立額66,000円 評価額69,588円 信託財産保留額34円(0.05%) ←税引後68,836円
僅差ですが、三菱UFJ国内債券インデックスファンドが51円勝ちました。三菱UFJ国内債券インデックスファンドは分配金を出してしまうインデックスファンドですが、SMT国内債券インデックス・オープンよりも0.022%ほど信託報酬が低いのに加えて、SMT国内債券インデックス・オープンには信託財産保留額が0.05%あります。
信託財産保留額の有無と信託報酬の差で三菱UFJ国内債券インデックスファンドの方がパフォーマンスが良くなりました。
ただ、何十年後かには、SMT国内債券インデックス・オープンの方が評価額が高いので、徐々にSMT国内債券インデックス・オープンのパフォーマンスが良くなって逆転します。
SMT国内債券インデックス・オープンの実利益は2836円になりました。66,000円の投資額になりますが、積立なので実質は2年8ヶ月で33,000円を投資して実利益は2836円の計算になります。年率に直すと、税引後3.22%の利率になりました。
三菱UFJ国内債券インデックスファンドの実利益は2887円、2年8ヶ月で平均積立額は33,000円、年率換算で、税引後3.28%の利回りになりました。
普通に銀行の定期に預けるよりも、10倍くらい良い利回りになりました。
今後の国内債券インデックスへの投資の予定、信託報酬の低い国内債券インデックスファンドへ乗り換え
三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンの自動積み立てのまま長らく放置していました。
久しぶりに国内債券インデックスを見回ったところ、三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンよりも信託報酬がだいぶ安い国内債券インデックスファンドがいつの間にか登場していました。
信託報酬 | 純資産(百万円) | |
おすすめNo.1 ニッセイ国内債券インデックスファンド | 0.162% | 4,313 |
おすすめNo.2 たわらノーロード 国内債券 | 0.162% | 1,164 |
おすすめNo.3 三井住友・日本債券インデックスファンド | 0.1728% | 52,564 |
SMT国内債券インデックス・オープン | 0.3996% | 11,275 |
三菱UFJ 国内債券インデックスファンド | 0.378% | 3,114 |
今積み立てている国内債券インデックスファンドよりも信託報酬が0.2%ちょっとも低くなっています。
三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンは、SBI証券だと年率0.12%のキャッシュバックがもらえるので、実質的には信託報酬は0.12%程度低くなりますが、それでも信託報酬の差が0.1%くらいあります。
投資信託の保有残高が1000万円を超えれば、0.24%のキャッシュバックになって三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンの方が割が良くなるのですが、長い目で見ても投資信託で1000万円は超えそうにありません・・。
ということで、三菱UFJ国内債券インデックスファンドとSMT国内債券インデックス・オープンの積み立てを全て取り崩して、信託報酬のより安いニッセイ国内債券インデックスファンド、たわらノーロード 国内債券、三井住友・日本債券インデックスファンドへ近日中に乗り換えることにしました。
マイナス金利の間は、国内債券インデックスファンドへの積立額は最小に
国内債券インデックスへの投資は割がいいです。株式のように大損することがありません。積み立て設定をして放置しておけば、毎月勝手に積み立ててくれて、気づいたときには、割とより利回りで運用されています。誰でも安全に簡単にできて、利回りの良い投資先でした。
ただし「それは今までは」です。国内債券は普通に運用していれば年率1.5%くらいの利回りになりますが、直近の3年平均だと年率3%オーバーの利回りになっています。
利回りが倍になっている要因は、長期金利が低下したことによる債券価格の上昇です。長期金利がマイナス金利になっていますが、これはいつかは是正されてプラスの金利になります。その時に、債券価格が下がって、利回りが一気に低下します。
マイナス金利の今、国内債券インデックスへ投資しても、マイナス金利が是正された時に、利回りが良くてゼロ、普通にマイナス利回りになります。
国内債券インデックスへ投資する上での目安の金利は下記になります。
長期金利 0.5%以上 | 普通程度に積み立てる |
長期金利 0%〜0.5% | 少なめに積み立てる、もしくは積み立てを停止する |
長期金利 0%以下のマイナス金利 | 積み立てを停止する、もしくは積み立てを取り崩す |
参考:長期金利推移グラフ
目安的には、今はマイナス金利(-0.1%程度)なので国内債券インデックスの積み立てを停止するか、取り崩すべきですが、資産運用サイトの実験目的で、ニッセイ国内債券インデックスファンド、たわらノーロード 国内債券、三井住友・日本債券インデックスファンドへ最少額の毎月500円をそれぞれ2016年8月末から積み立てていこうと思います。
国内債券インデックスを積み立てるのにオススメの証券会社
国内債券インデックスを含む投資信託の保有残高が1000万円以下なら年率0.12%のキャッシュバック、1000万円超なら0.24%のキャッシュバックがもらえます(信託報酬が低い投資信託は対象外になる場合があります)。月々500円から積立られます。
公式サイト → SBI証券