楽天証券と楽天銀行で普通預金の金利を年利0.1%にする方法とメリットとデメリット

最終更新日 / 作成日 2016/05/05 / 作成者 資産運用の管理人

楽天銀行と楽天証券の口座を開設することで、楽天銀行の普通預金の金利を年利0.1%にすることができます。

ゆうちょ銀行や、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行などの普通金利は0.001%です。定期預金でさえ、0.01%です。他のネット銀行でさえ、大手銀行の金利と大差がありません。

楽天銀行なら普通預金でも金利を0.1%にすることができます。以前は住信SBIネット銀行のハイブリット預金の金利が0.1%くらいでしたが今では、住信SBIネット銀行でも金利は0.01%になってしまいました。

生き残っているのは、楽天銀行だけです。ここでは楽天銀行で普通預金の金利を年利0.1%にする方法を説明します。

そもそも年利0.1%ごときのために、動くべきなのか? メリットとデメリット

メリットは楽天銀行の普通金利の利息が0.1%になることです。デメリットは最初に手間がかかることです。金利0.1%をもらうには、楽天銀行と楽天証券の口座を開設する手間がかかります。

ぶっちゃけ言うと、余剰資金が300万円以上ないと動く必要はないです。(すでに楽天銀行や楽天証券の口座を持っている場合は、手間はほとんどかからないので余剰資金があまりなくても動くことをお勧めします)

今時、どこの銀行に預けても利息はゼロみたいなものです。何もしなければゼロです。

例えば300万円を楽天銀行の普通預金に預けると、利息は年0.1%なので、年間3000円で税金が引かれるので実質2400円の利息を受け取れます。年間2400円もらえます。

楽天銀行で金利0.1%をもらうには、楽天銀行と楽天証券の二つの口座を開設する必要があります。口座を開設すること自体は無料でできます。年間の維持費用などもありません。ただし、開設するには手間がかかります。この開設するのにかかる手間がデメリットになります。

ざっくり計算すると楽天銀行の口座の開設に1時間、楽天証券の口座の開設に2時間くらいの手間が実質的にかかります。

3時間の手間を一度かけることで、年間2400円もらえるなら悪くないです。余剰資金が300万円くらいあれば悪くない行動になります。

楽天銀行や楽天証券の口座を持っていれば、その分手間も減るので、余剰資金が100万円以上あれば動く価値はあります。

逆に、余剰資金が100万円くらいしかなく、楽天銀行や楽天証券の口座も持っていない場合は、手間を3時間かけて年800円もらうのは割に合いません。お金が貯まるまで、寝てた方が有意義です。

これから資産運用で株式投資していきたい場合は、楽天銀行を持っておくとネット証券と銀行間の入出金が楽になるので(入出金の手数料が無料!)、楽天銀行の口座を作っておくと便利です。そのついでに、楽天証券の口座も開いて利息は年0.1%にするくらいならアリだと思います。

資産運用のハブとして楽天銀行を使うのがベスト

余剰資金がたくさんあれば、その余剰資金を楽天銀行の普通預金(金利0.1%)において、そのままにしておくのも良いです。普通預金なので、いつでもすぐに下ろすことができます。

ただし本来のベストな使い方は、資産運用のハブとして楽天銀行を使うことです。

資産運用で株式投資や投資信託をしている場合、すべての余剰金を投資にぶち込んでいる人は稀です。ほとんどの人が、タイミングを見計らって投資するために、相当額の現金を証券会社の口座においてあります。

証券会社の口座に置いておいても利息はつきます。ただし金利は0.004%くらいです。ないに等しいです。

こういった無駄なお金は全部楽天銀行に戻して、金利0.1%の普通預金においておくのがベストです。必要に応じて、証券会社へ入金します。ほとんどのネット証券が楽天銀行からの即時入金サービス(入金手数料が無料)に対応しているので、タイミングを失うことなく、すぐに証券口座に入金できます。

楽天銀行からの即時入金サービスに対応しているネット証券

SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、GMOクリック証券などのネット証券が楽天銀行からの即時入金サービスに対応しています。楽天銀行からの即時入金サービスに対応していないメジャーなネット証券はカブドットコム証券くらいです。

ネット証券から楽天銀行の口座への出金も手数料はかかりません。

ちなみに、資産運用で株式投資や投資信託をしようと思っている場合はSBI証券がおすすめです。売買手数料も安く、投資信託は還元率が高いポイントバックがもらえます。

海外投資をしたい場合は、米国株の売買手数料が安いマネックス証券を使うのがおすすめです。楽天証券は、特に・・・。楽天銀行の利息が0.1%似なるから作ってくださいみたいな証券会社です・・。

楽天銀行の普通預金の金利を年利0.1%にする手続き

前置きが長くなってしまいましたが、ここから楽天銀行の普通預金の金利を年利0.1%にする手続きの仕方を説明します。

Step1. 楽天証券と楽天銀行の口座を開設する

まずは、楽天証券の口座を開設します。楽天証券の口座開設の申し込みが完了すると、次に楽天銀行の口座開設の申し込みに進めます。

本人確認書類をインターネット経由でアップロードできれば、申し込み手続きから4日くらいで楽天証券と楽天銀行の口座を開設することができます。本人確認書類を郵送する場合は、手続きから10日くらいで口座開設が完了します。

楽天証券のサービス全般や口座の開設の仕方は下記を参考にしてみてください。

楽天証券の評価と他の証券会社との比較、楽天証券の始め方の超詳細
楽天証券の口座開設(資料請求)の申し込み、必要な書類と手続きの全て

楽天証券と楽天銀行の口座の開設が完了したら、楽天銀行の普通預金の金利を年利0.1%にするための設定を行います。

Step2. マネーブリッジを設定して金利を0.1%にする

楽天証券と楽天銀行の間にマネーブリッジ(直訳:お金の橋)を設定することで、楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になります。楽天証券と楽天銀行の口座があれば設定は簡単です。

楽天銀行のホームページへ行ってログインします。

こんなページが出てきます。ここでは、普通預金適用金利はまだ0.02%のままです。

“普通預金の金利が年0.10%”や“普通金利が5倍マネーブリッジ”というところをクリックします。すると、マネーブリッジの申し込みページが出てきます。

“マネーブリッジ申込”をクリックします。次にマネーブリッジ利用申込の確認画面が出てきます。

注意事項と規定への同意にチェックマークをつけて、暗証番号と自分の生年月日を入力して、申込ボタンをクリックします。これで、楽天銀行側の申込みは完了です。

続けて、楽天証券側のマネーブリッジの申込みをします。楽天銀行でマネーブリッジの申込ボタンをクリックすると、自動的に楽天証券のマネーブリッジ申込画面へ移動します。

楽天証券のログインIDとパスワードを入力してログインします。次に、利用規定などの注意書きが出てきます。

チェックボックスにチェックを入れて、申込ボタンをクリックします。

これで口座連携(マネーブリッジ)の受付完了です。

楽天証券から楽天銀行へ自動転移して、楽天銀行側でも受付完了の画面が出てきます。

Step3. 金利0.1%が適用されるまでの時間

2016年4月25日にマネーブリッジの申込を行いました。マネーブリッジの申込をすると、すぐに手続き完了のメールが届きました。

4月25日のメール内容
マネーブリッジのお申込み手続が完了しました

本日マネーブリッジのお申込み手続きが完了し、
以下サービスの利用が可能となりました。
 ・楽天銀行らくらく入金
 ・楽天銀行らくらく出金
 ・楽天銀行普通預金口座残高表示サービス

金利のことは何一つ書かれていませんが、それから3日後、優遇金利(0.1%)が適用されたことをメールで届きます。

4月28日のメール内容
楽天銀行からのお知らせ[優遇金利のお知らせ]

楽天銀行をご利用いただきありがとうございます。
〇〇 〇〇〇様に適用される2016年5月の優遇金利をお知らせいたします。
2016年5月の適用金利:0.10%(税引前)

その結果

楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になりました!

手続きから3日程度で、翌月から優遇金利0.1%が適用されるようです。月末とかに手続きをすると、翌々月からの適用になりそうです。

楽天銀行と楽天証券の口座が開設できたら、そのあとは手間はほとんどかからないので、さっさとマネーブリッジを設定して、金利を0.1%にする手続きをしてしまいましょう!

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たいていのことはSBI証券を使えばいいのですが、楽天証券に口座を作っておくと楽天銀行の普通預金の利率が0.1%になります。

普通預金の利率は普通0.001%なので100倍です。金利を0.1%にするために、楽天証券の口座を作ることをおすすめします。

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