法人の解散の第2ステップ、解散公告を行います。解散した日から遅滞なく解散公告をする必要があります。解散公告を出してから二ヶ月後に清算登記ができるので、解散公告は解散してからできるだけ早く行います。
私の場合、解散日の次の日に解散登記を行い、解散登記をした日に解散公告の申し込みをしました。ちなみに解散登記の前に解散公告を申し込んでも問題ありません。
解散公告を申し込んでも、すぐに掲載はされません。15日くらいかかります。このため清算登記ができるのは、解散公告を申し込んでから2ヶ月と15日ほど待つ必要があります。
解散公告の申し込み
解散公告は全国官報販売協同組合のサイトから行います。
解散公告(標準型)を選んで同意をクリックします。
掲載申込書の内容情報を入力
取次店の選択 会社のある都道府県の販売所を選ぶ
FAXがなければ、000-000-0000を入力
掲載を依頼する官報公告の名称 解散公告
掲載希望日 なし
ゲラ拝(校正)の有無 なし
ゲラ拝(校正)は解散公告には適用されないので、ゲラ拝(校正)の有無はなしにします。解散公告の場合、事前に原寸の大きさに組み直したものを見ることはできないそうです。
原稿作成フォームへ進みます。
公告原稿を入力
解散公告のサンプル原稿
解散公告 当社は、平成○○年○○月○○○日開催の株主総会の決議により解散いたしましたので、当社に債権を有する方は、本公告掲載の翌日から二箇月以内にお申し出下さい。 なお、右期間内にお申し出がないときは清算から除斥します。 平成○○年○○月○○○日 東京都○○区○○町○○丁目○○番○○号 ○○○○株式会社 代表清算人 ○○ ○○ [注]合同会社でも同様の公告となる。
サンプル原稿を少し手直しする。
解散公告 当社は、平成二十六年十一月二十七日開催の株主総会の決議により解散いたしましたので、当社に債権を有する方は、本公告掲載の翌日から二箇月以内にお申し出下さい。 なお、右期間内にお申し出がないときは清算から除斥します。 平成二十六年十一月二十八日 会社の住所 なんとか株式会社 代表清算人 自分の名前
数字は漢数字のみ使えると思うけど、念のため問い合わせています。最後の日付、平成二十六年十一月二十八日は公告の掲載日になるはずだけど、掲載日がいつになるのかわからないので、申し込み日を入力しておきました。念のため、これも問い合わせています。
問い合わせた結果:官報は掲載時に縦書きになるので数字は漢数字のみになるそうです。最後の日付は公告の掲載日で自動的に修正するそうです。
内容確認画面へ進みます。
入力内容の確認
入力内容の確認するだけです。次へ進みます。
送信完了
官報公告のお申込を受け付けました。
ご入力されたメールアドレス宛てに受付完了メールをお送りいたしました。
また同メールに添付ファイルとして、申込書(PDFファイル)及び入力原稿(テキストファイル)もお送りしておりますので、併せてご確認いただけますようお願い申し上げます。
なおメールが届かない場合は、下記までご連絡をいただけますようお願いいたします。
全国官報販売協同組合 官報事業部
営業時間 9:00~17:30(土日祝日、年末年始は休業)
TEL:03-6737-1507
お問い合わせフォームでも質問を承っています
受付完了メールが届かない!
申し込みが完了したのに受付完了メールが届きません。
受信トレイにも迷惑メールにも受付完了メールが届かない。。戻るボタンでメールアドレスを確認したけど間違えてない。捨てメールアドレスのhotmailを使ったのがいけないのか!? 今は夜中、明日は土曜日だから休みだし・・。
とりあえず寝よう。明日起きてメールがなければとりあえず問い合わせフォームにでも問い合わせてみる。
問い合わせ内容
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官報公告(解散公告)の申込をしましたが、受付完了メールのほうが届いていません。申込時のEmailアドレス、hogehoge@hotmail.com
解散公告で記載する文言に関してですが、数字は漢数字のみになるのでしょうか? また、公告に記載した最後の日付の方ですが平成二十六年十一月二十八日としましたが、これは公告を掲載する日にそちらのほうで修正するのでしょうか?
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hotmailメールで問い合わせを送ったら、問い合わせの自動受付完了メールが届かなかった。gmailで同じ内容を送ったらgmailには”ご意見承りました”メールがすぐに届いた。
見つけた。
全国官報販売協同組合 ニュース一覧
ご注文確定後のメール送信未着に関するお知らせ(重要)
2014年11月10日
ご注文確定後、自動配信でメールが届かなかったケースが発生しております。最近hotmailや一部のdocomo宛てのこちらからの送信メールがお届けできていない場合がございます。お気づきになられましたら、お手数ですがご連絡くださいますよう、よろしくお願いいたします。
使えね・・・。申込時にhotmailとdocomoのメールアドレスは使わないようにと記載しておけと言いたい。
官報販売所からの電話
申し込みが完了して次の営業日に官報販売所からの電話がありました。
株主総会を開いた日が解散日ですかと聞かれてそうですと答えて、官報が掲載される日を知らせる電話でした。料金の請求は追って連絡するとのことです。
官報が掲載される日は官報の掲載を申し込んだ日(金曜日夜)から19日後になりました。
メールが届いていないことを把握していなかったので、メールが届かないとのことを言ったら、受信ボックスの容量をオーバーしているのでは?とか言ってきました。hotmailを使ったからだと思うといっても、相手は不具合を把握していませんでした。
とりあえずgmailのほうへ受付完了メールを送ってもらうことにして、それから1時間以内に送ってくれました。
次は請求書が郵送で届き、それにしたがって料金(32,000円くらい)を払います。
払込取扱票で料金を支払う
官報の公告を申し込むと、3,4日ほどで郵送で請求書と払込取扱票が届きます。払込取扱票を持って郵便局のATMへ行き振込みをします。
払込なんてほとんどやったことないので私やり方忘れてます。とりあえずATMの振込ボタンをおして、払込取扱票を突っ込んだら取り扱いできないとか言われて戻ってきてしまいました。
ATMが古そうだから読み込めないのかと違うATMへ行って突っ込んでも同じように戻ってくる。
そのうち郵便番号と住所と名前と電話番号を記入する欄に気づいて、それを書き込んで再度突っ込む。そして、再度戻ってきた。それを数回繰り返して気づいた。右側にも払込人の住所氏名を書く欄があることに。そしてその欄を埋めたら、払込取扱票を読み込んでくれました。
解散公告の料金: 32,296円
とりあえずこれで官報の手続き完了です。あとは勝手に官報に解散公告が載ってくれることでしょう。後日、解散公告を載せた官報が郵便受けに届きました。
次は、法務局で登記簿をもらって税務署で必要な書類の提出と確定申告の書類をもらってきます。
続きの記事 → 法人の解散 Step3 履歴事項全部証明と税務署