SMT国内債券インデックス・オープンに月額の積み立てを行いました。ネット証券でSMT国内債券インデックス・オープンを積み立てるやり方を解説します。
SMT国内債券インデックス・オープンの特徴
ファンドの公式サイト:SMT国内債券インデックス・オープン
SMT国内債券インデックス・オープンは、信託報酬は0.3996%でそこそこ安くて、分配金の支払いも行っていません。ただし、信託財産保留額が0.05%があります。
信託財産保留額について
信託財産保留額により、積立を取り崩すときに取崩額×0.05%の手数料がかかります。信託財産保留額は証券会社への手数料ではなく、純資産に補充されるので、その分だけSMT国内債券インデックス・オープンの価値(基準価格)が高くなります。
信託財産保留額は長期投資の人にとって、あってもなくても問題ありません。
分配金について
分配金をすると税金がかかり、分配金を再投資に当てても投資額が目減りするため、長期投資をする場合は分配金はない方が効率に投資することができます。
SMT国内債券インデックス・オープンの評価
国内債券インデックスファンドの中でもSMT国内債券インデックス・オープンの信託報酬は0.3996%で低い方でしたが、2015年くらいには信託報酬が0.2%を切る国内債券インデックスファンドが出始めたことから、信託報酬の点ではだいぶ不利になっています。
ただし、SMT国内債券インデックス・オープンの場合は、SBI証券で積み立てると年率0.12%相当のキャッシュバックをもらうことができるので、実質な信託報酬は0.3996%-0.12%=0.2796%になります。(3000万円以上の投信保有残高の場合、0.24%のキャッシュバックになるので、実質的な信託報酬は0.1596%になります)
※0.2%を切る信託報酬の国内債券インデックスファンドはキャッシュバック適用外の投資信託になります。
SMT国内債券インデックス・オープンの想定
・期待リターン 年率2% (今後数年間はマイナス金利のため0.5%〜1.5%程度に低迷)
・期待リスク 10年間で最大5%
国内債券インデックスの期待リターンと期待リスクについては、貯金より利回りが良い国内債券のすすめに記載しているので参考にしてみてください。
ここでは、国内債券への投資は割に合うのか実証すべく、2013年12月からSMT国内債券インデックス・オープンに実際に積み立てを行ってみます。積立額は毎月2000円でみみっちいです!
ちなみに、比較用に三菱UFJ国内債券インデックスファンドの積立も行っています。
SMT国内債券インデックス・オープンを積み立てる方法
SMT国内債券インデックス・オープンを積み立てるには証券会社の口座が必要です。証券会社の口座を開設して、その口座からSMT国内債券インデックス・オープンの積み立てを申し込むことができます。
Step1. 証券会社の口座を開設する
まずは証券会社の口座を開設します。基本的にどの証券会社でも良いのですが、SBI証券の口座開設がおすすめです。
SBI証券の場合、年間で投資信託の保有残高x0.12%のキャッシュバックをもらうことができます。保有残高が1000万円超の場合は、0.24%のキャッシュバックになるので、SBI証券で積み立てを行うのがかなりお得です。
※国内債券インデックスファンドも投資信託の一つです
投資信託をする場合、どの証券会社がおすすめかは下記に記載しているので参考にしてみてください。
Step2. SMT国内債券インデックス・オープンを積み立てる
証券会社の口座を開設したら、その口座でSMT国内債券インデックス・オープンを申し込んで積み立て設定をします。
このサイトではSBI証券の口座で積み立てを行いますが、基本的にネット証券なら積み立て方法は似たり寄ったりになります。
SBI証券のホームページへ行ってログインします。ログインした後、上のほうにあるメニューに投信というのがあるので、それをクリックします。
「国内債券インデックス・オープン」で検索します。
「三井住友TAM – SMT国内債券インデックス・オープン」をクリックすると、SMT国内債券インデックス・オープンの詳細画面が出てきます。
積立の設定をして申し込む
SMT国内債券インデックス・オープンの詳細画面には情報がたくさん載っていますが、今回は毎月自動的に一定額を積み立てたいので、右上の「積立買付」をクリックします。
※口数買付と金額買付は自動積立ではなく、1回のみの購入(スポット購入)をするときに選択します。
積立買付をクリックすると、実際は目論見書等の確認画面が出てきますが、今回もその画像を取り忘れたので、各自確認してください。
目論見書等を確認し終えると積み立ての設定画面に移ります。設定には積み立て金額や積み立てを開始する日付、ボーナス時の設定等の項目があります。
「目論見書・補完書面に・・・、内容を理解しました」という項目をチェックします。
毎月コースの金額は2000円
申込日は、翌日以降の日付にします。翌日が土日や休日等の場合は、次にくる一番最初の平日の日付以降を指定します。そうしないと、積み立てが始まるのは翌月からとかになってしまいます。今回は、今日が11日で明日は平日の12日なので、申込日を12日に設定しました。
ボーナス月コースは無視します。取引パスワードを入力して「設定確認画面へ」をクリックします。
内容を確認して「設定」をクリックします。
以上で、SMT国内債券インデックス・オープンの毎月2000円の積み立ての申し込みが完了です。
SMT国内債券インデックス・オープンを積み立て始めて、その後
SMT国内債券インデックス・オープンを積み立てて放置した結果は下記に記載しています。
簡単に説明すると、年率換算で3.26%(税引き後)の利回りになりました。
SMT国内債券インデックス・オープンと同じ日に、比較用に三菱UFJ国内債券インデックスファンドの積み立ても始めています。(三菱UFJ国内債券インデックスファンドの利回りは年率3.28%でした)
(実証実験)三菱UFJ国内債券インデックスファンドの月額積み立ての始め方
SMT国内債券インデックス・オープンと三菱UFJ国内債券インデックスファンドの違いは分配金の有無と信託報酬です。
SMT国内債券インデックス・オープンの信託報酬は三菱UFJ国内債券インデックスファンドよりも少しだけ高いですが、分配金はありません。ただし、SMT国内債券インデックス・オープンには信託財産保留額が0.05%があるので、売却後の利回りは年率3.24%(税引き後、信託財産保留額込み)になります。
数年程度だと、三菱UFJ国内債券インデックスファンドのほうが利回りが良いですが、数十年の超長期になると分配金を行っていないSMT国内債券インデックス・オープンの方がリターンが少し大きくなります。
国内債券インデックスを積み立てるのにオススメの証券会社
国内債券インデックスを含む投資信託の保有残高が1000万円以下なら年率0.12%のキャッシュバック、1000万円超なら0.24%のキャッシュバックがもらえます(年率最大0.24%のキャッシュバックがもらえる投信マイレージについて)。月々500円から積立られます。
公式サイト → SBI証券