(実証実験)ひふみプラスの特徴と評価、月額積み立ての始め方とその経過

最終更新日 / 作成日 2016/09/28 / 作成者 資産運用の管理人

ひふみプラスの特徴と評価、そして月額積立の始め方、2016年9月からの積立の経過をお知らせします。

ひふみプラスの特徴

ファンドの公式サイト:レオスの投資信託 > ひふみプラス

ひふみプラスは、割安な日本の大中小企業の株に投資をするアクティブファンドです。TOPIXよりもリターンが良く、リスクも低いことから、日本のアクティブファンドの中では最も人気の投資信託になっています。

相場状況に応じて、現金の割合を最大50%までにすることでリスクを抑えることができ、割安株を中心に投資を行うので何でもかんでも平均的に投資するインデックスファンドよりもリターンが高い特徴があります。

設定日は2012年5月28日、純資産は940億円(2016年9月時点)、信託報酬は税込1.0044%、分配は行っていません。

信託報酬は純資産額が増えるにつれて低下していきますが、純資産が940億円(1000億円で計算)だと、税込で1.0044%程度になります。

その他の特徴
ベンチマーク:なし
購入手数料:無料 (ノーロード)
信託報酬:500億円まで0.98%(税込1.0584%)、500億円を超える部分は0.88%(税込0.9504%)、1000億円を超える部分0.78%(税込0.8424%)
売買単位:最低500円から積立
信託財産留保額:なし

ひふみプラスの評価

純資産は940億円です。直近1年間で400億円ほど純資産額が増えていることから、人気の高さがうかがえます。

長期的に日本株に投資したい場合、日本株のインデックスファンドよりもアクティブファンドのひふみプラスの方が有利になると思われます。

というもの、長期的に見ると日本は落ち目です。そんな中で日本の上場企業に平均的に投資する日本株のインデックスファンドは長期的に見て分が悪いです。

ひふみプラスなら割安株中心に投資するので、たとえ日本全体が長期的に落ち目でも、日本の中にはまだまだ割安の良い企業はたくさんあることから、割安株に注力すれば長期的に見ても勝ち目が出てきます。

日経225インデックスやTOPIXインデックスの投資信託またはETFよりも、ひふみプラスがおすすめです。

ひふみプラスとひふみ投信の違いは信託報酬と積立のしやすさ

ひふみプラスを調べている場合、ひふみ投信に出くわしたことがあると思いますが、ひふみプラスとひふみ投信のリターンとリスクは同じです。

売り方が違うだけで同じ会社が運用しています。違いを読むのがめんどくさい場合は、ひふみプラスを選んでおけばいいです。

ひふみプラスとひふみ投信の違い
・ひふみプラスは大半のネット証券で購入できるが、ひふみ投信はひふみ投信専用の口座を開設する必要がある。
・月額積立の場合、ひふみプラスは500円から可能、ひふみ投信は最低でも1万円から。
・信託報酬が微妙に違う

信託報酬の違い

ひふみプラス
500億円まで0.98%(税込1.0584%)、500億円を超える部分は0.88%(税込0.9504%)、1000億円を超える部分0.78%(税込0.8424%)。現時点の純資産額はざっくり1000億円なので、実質的な信託報酬は税込1.0044%程度になります。SBI証券なら投信マイレージで0.12%のキャッシュバックをもらえるので、現実的な信託報酬は0.8844%になります。(※1000万円以上の投資信託をしていると、投信マイレージが0.24%になります)

ひふみ投信
0.98%(税込1.0584%)、ただし5年以上保有すると年間0.2%分のひふみ投信をプレゼント、10年以上保有すると年間0.4%分のひふみ投信をプレゼント。5年以上保有した場合は、5年以上保有している分の信託報酬が実質0.8584%になります。10年以上保有した場合は、0.6584%になります。

ぶっちゃけ信託報酬に関しては、ひふみプラスもひふみ投信もどっちもどっちです。

ひふみ投信なら最安の0.6584%になりますが10年持ち続けなければなりません。ひふみプラスはSBI証券なら0.6644%にすることができますが、SBI証券での全ての投資信託の合計の保有残高が1000万円を超える必要があります。

信託報酬は脇に置いておいて、買いやすさで選ぶのが良いです。ひふみプラスならネット証券の多くで積み立てることができて、月500円からでも積み立てることができます。ひふみ投信だと、ひふみ投信専用の口座を開設しなければならず、ひふみ投信しか売買できず、積立額も月1万円からになります。

特別な事情でもない限り、SBI証券でひふみプラスを積み立てるのがオススメです。

ひふみプラスの期待利回り

赤い線がひふみプラス、灰色の線が配当込みのTOPIXのパフォーマンスです。ざっくり目算すると年間で10%程度、ひふみプラスの方がTOPIXや日経225よりもパフォーマンスが良くなっています。

ひふみプラス vs. TOPIX vs. 日経225の利回りの比較

直近1年間直近3年間直近5年間
ひふみプラス+7.21%+53.86%+164.49%
TOPIX-5.64%+15.28%+96.16%
日経225-5.37%+16.70%+107.64%

2016年9月下旬の時点でのパフォーマンス。ひふみプラスの直近5年間はひふみ投信のデータを引用。TOPIXと日経225はeMAXISの投信から。分配金考慮済み。多少の誤差はありますが、気にするほどでもないです。

例えば、3年前に1万円を積み立てた場合、ひふみプラスなら1万5386円になって、TOPIXなら1万1528円、日経225なら1万1670円になります。

TOPIXや日経225連動型の投資信託やETFを買うくらいなら、ひふみプラスを選んだ方が良いです。将来にわたってもひふみプラスの方がパフォーマンスが良くなるかは断定できませんが、少なくともひふみプラスの方がまともな判断をしてくれそうです。

このサイトでは、ひふみプラスを月5000円ずつですが、実験用に2016年9月末から積み立てています。比較用に、日経225に連動する投資信託も月1000円ですが同時に積み立てています。

もし評価損が拡大した場合はマイナス幅に応じて数万円から10万円程度の規模のスポット購入をしながら、これからずーと月額積み立てを行います。

ひふみプラスを積み立てる方法

ひふみプラスを積み立てるには証券会社の口座が必要です。

証券会社の口座を開設して、その口座でひふみプラスの積立を申し込むことができます。積立の設定を一度すれば、あとは毎月自動的に積み立ててくれます。

Step1. 証券会社の口座を開設する

まずは証券会社の口座を開設します。ひふみプラスの場合はSBI証券が一番オススメです。

SBI証券の場合、投資信託の保有残高の年率0.12%のキャッシュバックをもらうことができますが、投資信託の合計の保有額が1000万円を超えれば年率0.24%のキャッシュバックになります。

SBI証券の評価と始め方の詳細
SBI証券の口座開設の仕方、必要な書類と手続きの全て

SBI証券の公式サイト → SBI証券

SBI証券の他にも楽天証券やマネックス証券も投資信託の保有残高に応じてポイントバックを行っていますが、利率がSBI証券と比べて半分以下です。カブドットコム証券のポイントバック率はSBI証券と同じですが、よくよく確認するとSBI証券よりも条件がだいぶ悪いので、ひふみプラスはSBI証券で行うのが一番お得です。

投資信託をする場合、どの証券会社がおすすめかは下記に記載しているので参考にしてみてください。

投資信託の選び方とおすすめの証券会社

※ひふみプラスも投資信託の一つです

Step2. ひふみプラスを積み立てる

証券会社の口座を開設したら、次にその口座でひふみプラスの月額積立を設定します。

このサイトではSBI証券の口座で積み立てを行いますが、基本的にネット証券なら積み立て方法は似たり寄ったりになります。

SBI証券にいってログインします。ログインして上のメニューにある投信をクリックします。(表示は時期により少し変わる可能性があります)

SBI証券 投信トップページ

「ひふみプラス」で検索します。

SBI証券のひふみプラスの検索結果画面

「ひふみプラス」をクリックすると、ひふみプラスの詳細画面が出てきます。

積立の設定をして申し込む

SBI証券のひふみプラスの詳細

ひふみプラスの詳細画面には情報がたくさん載っていますが、毎月自動的に一定額を積み立てたい場合は、「積立買付」をクリックします。

※金額買付と口数買付は自動積立ではなく、1回のみの購入(スポット購入)をするときに選択します。

「積立買付」をクリックすると、目論見書や何やらを確認してください画面に移ります。

ひふみプラスの目論見書

目論見書等の確認したら「同意して次へ」をクリックします。

毎月の積立金額や積立日、積み立て金額や日にち、ボーナス時の積み立て増などの設定をすることができます。

ひふみプラスの積立設定1

今回は積立金額5000円、申込日は月末、ボーナス月設定は設定しないにして、取引パスワードを入力して、「設定画面確認へ」をクリックします。

※申込日は月末である必要はありませんが、翌日以降を指定します。翌日が休日等の場合は一番最初の平日を指定します。

ひふみプラスの積立設定2

内容を確認して「設定」をクリックします。

ひふみプラスの積立設定3

以上で、ひふみプラスの毎月1万円の積み立ての申し込みが完了です。

ひふみプラスを積み立て始めて、その後

ひふみプラスは、2016年9月末から毎月5000円の自動積立をしています。経過をここに不定期に追記していきます。

資産運用の実践ポートフォリオの履歴に毎月1回の割合で、ひふみプラスの積立状況も更新しているので参考にしてみてください。

投資信託関連の記事

積立中の外国株式インデックス
積立中の国内債券インデックス

投資信託を積み立てるのにオススメの証券会社

参考:投資信託の選び方とおすすめの証券会社

No.1 SBI証券

SBI証券はネッット証券最大手です。投資信託の取扱い本数はネット証券で最多です。

投資信託の保有残高が1000万円以下なら年率0.12%、1000万円超なら0.24%のキャッシュバックがもらえます(信託報酬が低い一部の投資信託は対象外になる場合があります)。月々500円から積立られます。

公式サイト → SBI証券

SBI証券の評価と他の証券会社との比較、SBI証券の始め方の詳細


No.2 楽天証券

楽天証券でも投資信託を扱っています。投資信託の保有残高により年率0.048%相当の楽天ポイントがもらえます。ポイント還元率は悪いですが、SBI証券やカブドットコム証券のようにキャッシュバック対象外の投資信託というのがありません。月々1000円から積立られます。

公式サイト → 楽天証券

楽天証券の評価と他の証券会社との比較、楽天証券の始め方の詳細


No.3 カブドットコム証券

カブドットコム証券は投資信託の保有残高が3000万円未満なら年率0.12%相当、3000万円以上なら年率0.24%相当のポイントがもらえます(信託報酬が低い一部の投資信託は対象外になる場合があります)。月々500円から積立られます。

カブドットコム証券の評価と他の証券会社との比較、カブドットコム証券の始め方の詳細


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